inexio(アイネクシオ)

私たちはネットワークから新しいアイデアを創出します

はちみつを選ぶ時のポイント!

      2015/06/16

このところ、週の半分はミツバチを追いかけている剛です。
いつもミツバチとは関係ないブログ記事を書いてきましたが、今日は思い切って書いてみましょう!

全国的に梅雨入りしたこの時期ですが、春に咲いた花から採れたはちみつが出揃って、種類も増えてきた時期になります。
そこで、半年間師匠に教わったことや調べたことをもとに、「はちみつを選ぶ時のポイント!」を書いてみたいと思います!

はちみつができる工程を知るべし!

農林水産省のWebサイトに、工程が分かりやすく掲載されていました。
農林水産省:食材まるかじり「愛しのハニー」(2)
これを踏まえて、ポイントをおさえていきましょう!

そのはちみつは完熟か?

花の蜜は水分量が80%近くあり、発酵しやすいために保存に向かない。ミツバチは食料として保存するために水分を飛ばすのですが、どうやって?実は、ミツバチは一晩中羽を羽ばたかせて、水分を飛ばすんです。そして、水分量が20%以下になったところで蓋をしてはちみつを保存します。この状態を「完熟」といいます。
日が昇るとまた新たに蜜を集め始めるので、完熟状態のはちみつを採集するには、夜明け前後でないといけない!養蜂家の朝は早いのです。

そのはちみつは非加熱か?

はちみつには、酵素やビタミン類などの栄養成分が含まれています。この酵素やビタミン類は熱に弱く、35℃あたりから破壊され、60℃を超えるとほぼ壊滅。だからできるだけ熱を加えずにいただきましょう。
ところが!商品化された時点で加熱されていたら、栄養効果は期待できませんね。実は、流通しているはちみつのほとんどが加熱されたもの。その理由は?完熟に至らない水っぽいはちみつを採集しているから!
水っぽいはちみつを採集するメリットとは?

  • 水分を含む方が重いため、高値で出荷できる
  • 蓋がされていないため、絞りやすい
  • 流れやすいため、ビン詰めしやすい
  • 時間に関係なく採集できる

こういうはちみつだから、加熱して水分を飛ばさないと出荷できないんですね。
(水分量が多いとビンの中で発酵してしまうため)
農林水産省:食材まるかじり「愛しのハニー」(3)

そのはちみつは天然ものか?

はちみつは「ミツバチが花の蜜を集めたもの」のはずですよね?実は、砂糖水をミツバチに与えてはちみつを生産している業者もいるのです。花の咲かない越冬時期にそのような食料を与えることはあるのですが、その時期のはちみつは風味が無くて味気ないもの。これを年間通して出荷するって、世界標準では花蜜由来のもの以外は「はちみつ」とは言えないんですけど…。
ビーイングブログ:花蜜で作られていないものを「はちみつ」と呼ぶか?

そのはちみつの産地は?

日本国内のはちみつ流通量のうち、輸入はちみつは家庭用の88%、業務用も含めると実に93%!
規制により、原材料としてのはちみつは輸入される際に必ず80℃以上に加熱されます。商品化されて輸入される場合でも、コンテナで赤道を越える場合には加熱等同等の高温状態になることも。
しかし、関税がかかったあとでも国産より安いって、どんな生産方法なんだ?
農林水産省:養蜂をめぐる情勢 (PDF:791KB)

国産だから信頼できる?

国産だからと言って、信頼できるものばかりではないのが現実。信頼できそうな「純正」「公正取引」といったネーミングやパッケージも、加熱や輸入原料を禁止しているわけではありません!見た目にごまかされないように!

結局、何を基準に選べばいいのか?

結局のところ、パッケージや見た目ではなかなか判断が難しい!
そこで、このようなことを参考にしてみてください。

  • やたら安いものに手を出さない
  • 情報発信している生産者の製品を選ぶ
  • 味わった時に、焦げ臭い風味がしないか・花の風味がするか

売り場で並んでいる状態ではホンモノかどうかの判別は難しい。ホンモノの生はちみつは、殺菌効果も抗菌効果も美容効果も健康効果も…
長くなりそうなので、今日のところはこの辺で!

蓋のかかった巣房

巣枠右側の白くなっている部分が、蓋がかかった巣房。完熟の証!全体の2/3程度蓋がかかったところで採集します。


 - はちみつ